気管支喘息(ぜんそく)

豊田 弘邦

この記事の監修医師

豊田 弘邦

日本内科学会認定総合内科専門医

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気管支喘息(きかんしぜんそく)

この病気について

気管支喘息は、肺へ空気を届ける気管支(きかんし)に慢性的な炎症が起こり、咳や喘鳴(ぜんめい:ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音)、息苦しさを繰り返す病気です。小児期で最も多い慢性疾患のひとつで、日本では年齢にもよりますが、約10%のお子さんにみられます。思春期前では男の子のほうがやや多い傾向があります。

気管支喘息では、気道の粘膜がつねに軽い炎症を起こしています。この炎症があると気道は刺激に対して過敏になり、ほこりや冷たい空気、かぜのウイルス、運動などのちょっとしたきっかけで気管支の筋肉が縮んで気道が狭くなります。同時に粘膜がさらに腫れ、痰(たん)が増えるため、空気の通り道がいっそう狭くなって呼吸がしにくくなります。

喘息は症状が出たり治まったりを繰り返す病気ですが、症状がないときも気道の炎症は続いていることが多いのが特徴です。適切な治療と管理によりほとんどのお子さまが症状をコントロールでき、スポーツや日常生活を問題なく送ることができます。

主な症状

咳と喘鳴が気管支喘息で最も多い症状です。以下のような症状が繰り返しみられる場合に喘息が疑われます。

  • 繰り返す咳 — とくに夜間から早朝にかけて多く、横になると悪化しやすいのが特徴です。咳だけが唯一の症状であることも珍しくありません。かぜのあとに3週間以上咳が続く場合は喘息の可能性があります
  • 喘鳴(ゼーゼー・ヒューヒュー) — おもに息を吐くときに聞こえる笛のような音です。気道が狭くなっている状態を反映しています。ひどくなると息を吸うときにも聞こえます
  • 息苦しさ・胸の圧迫感 — お子さまが「胸が苦しい」「息がしにくい」と訴えることがあります。小さなお子さまでは、機嫌が悪い、横になりたがらない、遊びを途中でやめるなどの形で現れます
  • 運動時の咳・息切れ — 喘息のお子さまの最大90%にみられます。運動を始めて数分後から症状が出始め、運動をやめてから5〜10分後に最も強くなり、30〜60分で自然に治まるのが典型的です
  • 学業や睡眠への影響 — 夜間の咳で十分に眠れず、日中の疲労感や学校での集中力低下につながることがあります

症状はかぜをひいたとき(最も多いきっかけです)、季節の変わり目(とくに秋)、運動後夜間から早朝冷たい空気や強い臭いにさらされたときに悪化しやすい傾向があります。新学期が始まる9月には、集団生活でかぜが広がることに伴い喘息発作が増えることが知られています。

以下のような場合は、すぐに受診してください。夜間・休日であれば救急医療機関の受診をおすすめします。
- ゼーゼー・ヒューヒューが強く、呼吸が速い
- 肩を上げて苦しそうに呼吸している(肩呼吸)
- 胸やのどの下がへこむ(陥没呼吸)
- 横になれないほど息苦しい
- 唇や爪の色が紫色になる(チアノーゼ)
- 会話が途切れ途切れになる
- ぐったりしている、反応が鈍い

原因

気管支喘息は、遺伝的な体質と環境の要因が複雑に組み合わさって発症します。

アレルギーとの関係

小児喘息の約80%はアトピー型(アレルギー型)と呼ばれ、アレルゲン(アレルギーの原因物質)に対する免疫反応が関わっています。3歳以降のお子さまでは、吸入アレルゲンへの感作(体がアレルゲンに反応しやすくなること)が喘息発作の重要な引き金です。

おもなアレルゲンには以下のものがあります。

  • ダニ・ハウスダスト — 小児喘息で最も多い原因アレルゲンです。布団やカーペット、ぬいぐるみに多く生息します
  • ペットのフケ・毛 — 犬や猫のフケ、唾液に含まれるたんぱく質がアレルゲンとなります。ペットのいる部屋にいるときだけ症状が出ることもあります
  • カビ — 湿気の多い場所に繁殖し、胞子を吸い込むことで症状が出ます。カビアレルゲンへの感作は喘息の重症化や持続と関連しています
  • 花粉 — スギやヒノキ、イネ科の花粉が喘息悪化の引き金になることがあります。花粉の季節に症状が悪化する場合はアトピー型喘息が疑われます

ウイルス感染と喘息

ウイルス感染は、学童期の喘息発作の最大85%の引き金となっています。とくに重要なウイルスは以下のとおりです。
  • ライノウイルス — いわゆる「かぜ」のウイルスです。2歳以上のお子さまの喘息発作で最も多い原因です。ある研究では、喘鳴エピソードの80%以上でウイルスが検出され、そのうち約60%がライノウイルスでした
  • RSウイルス — 2歳未満の乳幼児の喘鳴・細気管支炎の最も多い原因です。乳幼児期のRS ウイルス感染はその後の喘息発症リスクと関連することが知られています
  • インフルエンザウイルス、ヒトメタニューモウイルス — 秋から冬にかけて流行し、喘息発作の引き金となります

その他の悪化因子

  • 受動喫煙 — 小児喘息の発症・悪化において最も影響の大きい単一の外的リスク因子です。衣服や髪についた煙の成分(三次喫煙)も影響します
  • 運動 — とくに冷たく乾いた空気のなかでの運動で症状が出やすくなります。ただし運動そのものが喘息の原因ではなく、適切な治療のもとでの運動は推奨されます
  • 気象の変化 — 冷たい空気、台風や低気圧、気温の急激な変化が発作の引き金になることがあります
  • 大気汚染 — PM2.5などの粒子状物質、ガスコンロからの二酸化窒素なども影響します
  • 強い感情 — 大笑いや大泣きでも発作が誘発されることがあります

かかりやすい条件

  • ご家族の喘息歴 — 片方の親御さんに喘息がある場合は約2.6倍、両親ともに喘息がある場合は約5.2倍、お子さまが喘息になりやすいとされています
  • アトピー性皮膚炎 — アトピー性皮膚炎のお子さまの最大80%が、その後に喘息やアレルギー性鼻炎を発症するとされています(アレルギーマーチ)
  • 食物アレルギー — 食物アレルギーのあるお子さまの約30%が喘息を合併するのに対し、食物アレルギーのないお子さまでは約10%です。食物アレルギーは重症喘息のリスク因子でもあります
  • 乳幼児期のウイルス性喘鳴 — とくに生後3年以内のライノウイルスによる喘鳴は、6歳時の喘息発症の強い予測因子です
  • 受動喫煙の環境にある
  • 肥満

検査・診断

小児の気管支喘息の診断は、症状の経過と診察所見を中心に行います。典型的な症状の反復と、気管支拡張薬への反応、他の病気の除外の3つが診断の柱です。

問診で確認すること

  • 咳や喘鳴がいつ、どのようなときに起こるか(夜間、運動後、かぜのときなど)
  • 症状が繰り返しているか(反復性が重要です)
  • ご家族にアレルギー疾患があるか
  • アトピー性皮膚炎や食物アレルギーの既往があるか
  • 生活環境(ペットの有無、喫煙者の有無、住居の湿気など)
  • これまでの治療への反応(気管支拡張薬で改善したかどうか)

当クリニックで行える検査

  • 聴診 — 気管支が狭くなっているときに聞こえるゼーゼー・ヒューヒューという音(喘鳴)を確認します。重症のときは逆に音が聞こえにくくなることもあり、全身の状態と合わせて判断します
  • 酸素飽和度の測定(パルスオキシメトリー) — 指先にセンサーをつけて血液中の酸素濃度を測ります。痛みはありません。発作の重症度の判断に役立ちます
  • 血液検査(アレルギー検査) — 総IgE抗体(アレルギー体質の指標)や、ダニ・ハウスダスト・ペット・カビ・花粉などに対する特異的IgE抗体を測定します。何がアレルゲンかを知ることで、環境整備の具体的な方針が立てられます
  • 呼吸機能検査(スパイロメトリー) — 大きく息を吸って一気に吐き出す検査です。気道がどの程度狭くなっているかを客観的に評価できます。おおむね5〜6歳以上のお子さまで実施可能です。FEV1(1秒量:最初の1秒間に吐き出せる空気の量)が基準値の80%未満の場合、気道の狭窄が疑われます。気管支拡張薬の吸入後に改善がみられれば、喘息を強く支持する所見です
  • 呼気一酸化窒素(FeNO)検査 — 吐く息のなかの一酸化窒素を測定します。気道の好酸球性炎症(アレルギー性の炎症)の程度がわかり、診断の補助や治療効果の判定に役立ちます。おおむね5歳以上のお子さまで実施できます
  • 胸部レントゲン — 肺炎や異物誤飲など、他の病気を除外するために行うことがあります。通常の喘息では異常を示さないことが多いです

診断のポイント

小児喘息の診断では、以下の3点がとくに重要です。

  1. 咳やゼーゼー・ヒューヒューという喘鳴を繰り返す(とくに3回以上)
  2. 気管支拡張薬(β2刺激薬)の吸入で症状が改善する
  3. 他の病気(異物誤飲、先天性の気道異常、声帯機能不全など)が除外できる
小さなお子さま(2歳未満)では、喘鳴があっても喘息と確定できないことがあります。この時期はウイルス性の喘鳴も多いため、経過をみながら慎重に診断していきます。喘息が疑われる場合は、試験的にお薬を使ってみて反応をみることが診断の助けになります。

治療

気管支喘息の治療には、長期管理薬(コントローラー)発作治療薬(リリーバー) の2種類があります。治療の目標は、(1) 症状をコントロールして日常生活を制限なく送れるようにすること、(2) 発作や肺の成長への悪影響を予防すること、の2つです。

長期管理薬 — 発作を予防するための毎日のお薬

症状がないときも気道の炎症は続いています。炎症を抑えて発作を起こりにくくするために、毎日続けて使うお薬です。

  • 吸入ステロイド薬(ICS) — 長期管理の中心となるお薬です。気道の炎症を直接抑えます。吸入薬なので気道に直接届き、全身への影響はごくわずかです。研究では、吸入ステロイド薬を使用することで入院や救急受診の回数、経口ステロイド薬の使用回数が大幅に減少することが示されています。お子さまの年齢に合わせて吸入器の種類を選びます。小さなお子さまではスペーサー(補助具)やマスクつきスペーサーを使用します
  • ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA) — 内服薬で、気管支の収縮やアレルギー性の炎症を抑えます。1歳から使用できます。軽症のお子さまでは単独で使用することもあります。アレルギー性鼻炎を合併している場合にとくに有効です。ただし、まれに気分の変化や睡眠の問題などの神経精神症状が報告されており、そのような症状がみられた場合は速やかにご相談ください
  • 長時間作用性β2刺激薬(LABA) — 吸入ステロイド薬だけでは十分にコントロールできない場合に、吸入ステロイド薬と併用します。単独では使用しません。気管支を広げる効果が長時間続きます。大規模な安全性試験で、吸入ステロイド薬との併用における安全性が確認されています
  • 長時間作用性抗コリン薬(LAMA) — 6歳以上で上記の治療でもコントロールが難しい場合に追加することがあります

発作治療薬 — 発作が起きたときのお薬

  • 短時間作用性β2刺激薬(SABA) — 発作時に使う吸入薬です。気管支の筋肉を素早くゆるめて気道を広げます。吸入後数分で効果が現れ、4〜6時間持続します。ご自宅用に処方し、発作時にすぐ使えるようにしておきます

治療のステップ

小児喘息の治療は、重症度に応じて段階的に管理します(ステップアップ・ステップダウン方式)。

ステップ治療内容対象
ステップ2低用量の吸入ステロイド薬、または ロイコトリエン受容体拮抗薬軽症持続型
ステップ3低〜中用量の吸入ステロイド薬+ロイコトリエン受容体拮抗薬、または吸入ステロイド薬+長時間作用性β2刺激薬中等症持続型
ステップ4中〜高用量の吸入ステロイド薬+長時間作用性β2刺激薬重症持続型
ステップ5高用量の吸入ステロイド薬+長時間作用性β2刺激薬+抗コリン薬難治性重症
ステップ6ステップ5に加え、生物学的製剤(抗IgE抗体、抗IL-4/5抗体など)最重症

3か月以上症状が安定していれば、お薬を1段階減らすことを検討します。お薬の減量は夏場に試みることが多く、かぜの流行する冬場や新学期には慎重に判断します。お薬をやめるときも段階的に減量し、急に中止しないことが大切です。

ご自宅での発作時の対応

発作が起きた場合は、以下の手順で対応してください。

  1. お子さまを安心させ、上半身を起こした楽な姿勢にする
  2. 処方されている短時間作用性β2刺激薬(SABA)を吸入する(4歳未満:1.25〜2.5mg ネブライザー、4〜11歳:2.5〜5mg ネブライザーまたはMDI 2〜4パフ)
  3. 10〜20分後に症状を確認し、改善がみられなければもう一度吸入する
  4. 1〜2回の吸入で改善し、4時間以内に症状が戻らなければ、そのまま様子をみてかまいません
  5. 2回吸入しても改善しない場合は、すみやかに受診してください。3回目の吸入を行いながら受診の準備をしてください
発作時に経口ステロイド薬(飲み薬)を早めに使うことが、入院を防ぐうえで最も効果的な対策のひとつとされています。中等症以上の発作では医師の判断で処方されることがあります。ご自宅に頓用として処方されている場合は、指示に従ってお使いください。

コントロール状態の評価

治療中は、以下の項目で喘息がうまくコントロールできているかを確認します。

項目良好なコントロールの目安
日中の症状週2日以内
夜間の覚醒月1回以内
発作治療薬の使用週2日以内
活動の制限なし

治療を始めてから2〜6週間で効果を判定し、コントロール状態に応じてお薬を調整していきます。良好なコントロールが得られたら3か月ごとの定期受診で経過をみます。

日常生活での注意点

  • 環境整備(ダニ対策が基本です) — ダニは小児喘息で最も多いアレルゲンです。寝具は週1回以上、天日干しまたは布団乾燥機にかけましょう。シーツや枕カバーは週1回以上洗濯してください。防ダニシーツの使用も効果的です。ぬいぐるみは定期的に洗い、しっかり乾燥させましょう
  • 掃除はこまめに — 掃除機がけは週2回以上を目安に。お子さまがいないときに換気しながら行いましょう。カーペットよりフローリングのほうがダニが少なく管理しやすいです
  • ペットについて — 犬や猫のフケは強力なアレルゲンです。喘息のお子さまがいるご家庭では、ペットの飼育開始は慎重にご検討ください。すでに飼っている場合は、少なくとも寝室にはペットを入れないようにしましょう
  • 受動喫煙を避けましょう — タバコの煙は小児喘息の発症・悪化における最も影響の大きい単一の外的リスク因子です。お子さまのそばでの喫煙はもちろん、衣服や髪についた煙の成分(三次喫煙)も気道を刺激します。電子タバコの受動喫煙についても喘息悪化との関連が報告されています
  • 運動は積極的に — 喘息があっても、適切な管理ができていれば運動制限は必要ありません。お子さまはオリンピック選手を含め、あらゆるスポーツに参加できます。水泳は湿度が高い環境で行うため気道への刺激が少なく、肺機能と体力の改善に効果的です。運動で症状が出る場合は、運動の15〜30分前に短時間作用性β2刺激薬を吸入する方法があります。ウォーミングアップを十分に行うことも大切です。運動中の症状がコントロールしにくい場合は、長期管理薬の見直しが必要かもしれませんのでご相談ください
  • 吸入薬の使い方を正しく — 吸入薬は正しい方法で使わないと十分な効果が得られません。定期的に吸入手技の確認をしましょう。吸入のやり方が不十分なことが、治療がうまくいかない最も多い原因のひとつです
  • かぜの予防を心がけましょう — ウイルス感染は喘息発作の最大の引き金です。手洗いを習慣づけ、インフルエンザワクチンの接種もおすすめします
  • 喘息日誌をつけましょう — 症状の変化やお薬の使用状況を記録しておくと、受診時に治療の調整に役立ちます

よくあるご質問

Q. 子どもの喘息は大きくなったら治りますか?

小児喘息の多くは成長とともに症状が軽くなります。とくに軽症で、アレルギー体質が軽いお子さまほど改善しやすい傾向があります。ただし、一部のお子さまでは成人喘息に移行することもあります。幼少期からしっかり治療して気道の炎症を抑えることが、将来の経過をよくするうえで重要です。なお、吸入ステロイド薬は症状を抑える効果はありますが、喘息の自然経過そのものを変えるわけではなく、中止すると症状が戻ることがあります。このため、お薬の中止は医師の判断で慎重に行います。

Q. 吸入ステロイド薬を長く使っても大丈夫ですか?

吸入ステロイド薬は、飲み薬や注射のステロイドとは異なり、気道に直接届くため全身への影響はごくわずかです。長年の研究で小児への安全性が確認されています。身長への影響は使い始めの1年目にわずか(約0.5cm程度)みられることがありますが、最終的な成人身長には大きく影響しないとされています。吸入ステロイド薬の効果は低用量でも十分に得られることが多く、必要最小限の量で管理していきます。治療をしないで発作を繰り返すことのほうが、気道が変形する「リモデリング」を起こし、将来的に悪い影響を及ぼします。

Q. 咳が出ていないときもお薬を続ける必要がありますか?

はい。気管支喘息では、症状がなくても気道の炎症は続いていることが多いです。お薬を自己判断で中止すると、炎症がぶり返して発作を起こしやすくなります。研究によると、軽症の喘息であっても、30〜40%の急性発作はふだんの症状が週1回未満の患者さんに起こっています。つまり、ふだん症状が少なくても発作のリスクはゼロではありません。症状が3か月以上安定している場合は、医師と相談のうえ段階的にお薬を減らしていきます。

Q. 喘息の子どもは運動をしてもよいですか?

はい。喘息があっても、適切な治療ができていれば運動は積極的に行ってください。体力をつけることは喘息の管理にもプラスになります。喘息のお子さまを特定のスポーツに限定する必要はなく、どのスポーツでも参加できます。水泳に関する研究では、肺機能と体力の改善が示されています。運動で症状が出る場合は、運動前15〜30分に短時間作用性β2刺激薬を吸入する方法があります。短い運動を繰り返すとその後は症状が出にくくなることも知られています。運動中に繰り返し症状が出る場合は、長期管理が不十分なサインかもしれませんのでご相談ください。

Q. 喘息発作と風邪の咳はどう見分ければよいですか?

かぜの咳は日中も夜間もあまり差がなく、1〜2週間で自然に治まることが多いです。一方、喘息の咳は夜間から早朝にかけて強くなる、ゼーゼー・ヒューヒューという音を伴う、運動後に悪化する、かぜを引くたびに3週間以上咳が続くといった特徴があります。また、気管支拡張薬の吸入で20分以内に改善する場合は喘息を強く示唆します。気になる場合はお気軽にご相談ください。

当クリニックでの対応

高浜台内科小児科クリニックでは、小児気管支喘息の診断から長期管理まで対応しています。常勤の小児アレルギー専門医、並びに総合内科専門医が治療を行います。

  • 丁寧な問診と聴診、酸素飽和度の測定に加え、血液検査でアレルギーの原因を特定します
  • 呼吸機能検査(スパイロメトリー)や呼気一酸化窒素(FeNO)検査により、気道の状態を客観的に評価します
  • お子さまの年齢や重症度に合わせた治療計画を作成し、吸入薬の正しい使い方を丁寧にご指導します
  • 定期的な受診(コントロール良好なら3か月ごと)で症状の評価を行い、ステップアップ・ステップダウンのお薬の調整を行います
  • 発作時にはネブライザーによる気管支拡張薬の吸入治療を院内で実施できます
  • 重症発作や入院が必要な場合は、連携する病院へ速やかにご紹介いたします
  • ダニ対策や生活環境の整備について、血液検査の結果をもとにご家庭の状況に合わせた具体的なアドバイスを行います
  • 喘息コントロールテスト(C-ACT)などの質問票を活用し、お子さまと保護者の方と一緒にコントロール状態を確認していきます

喘息かもしれないと感じたら、お早めにご相談ください。早期からの適切な治療が、お子さまの将来の経過を大きく左右します。

この記事について

この記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、個別の診断・治療を行うものではありません。 症状がある場合は、医療機関を受診してください。

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