インフルエンザワクチンについて
生後6か月から接種いただけます。当院では注射・経鼻(フルミスト)2種類をご用意し、年齢とご希望に合わせてお選びいただけます。
料金・対象年齢 早見表
65歳以上の方(助成あり)
| ワクチン | 対象年齢 | 接種方法 | 回数 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 注射(不活化HAワクチン) | 65歳以上 | 皮下注射 | 1回 | 1,600円 |
平塚市の高齢者定期接種の対象の方の料金です。 60〜64歳でも、心臓・腎臓・呼吸器などに一定の障害がある方は助成の対象となる場合があります。詳しくはお問い合わせください。
上記以外の方(自費)
| ワクチン | 対象年齢 | 接種方法 | 回数 | 費用 |
|---|---|---|---|---|
| 注射(不活化HAワクチン) | 生後6か月〜 | 皮下注射 | 13歳未満は2回/13歳以上は1回 | ¥3,500(13歳未満は1回あたり¥2,500) |
| 経鼻(フルミスト) | 2歳〜18歳 | 鼻にスプレー | 1回 | ¥7,800 |
1. あなたに合うワクチンはどれ?
当院で扱ワクチンは2種類です。
かんたん選び方
2歳以上18歳までの方は、通常のワクチンに加えて、経鼻インフルエンザワクチンを選択することが出来ます。
経鼻インフルエンザワクチンについては、生ワクチンとなるため、妊娠中の方、免疫不全の方、コントロール不良の気管支喘息のかたには投与することが出来ません。
- 0歳(生後6か月)〜1歳 → 注射ワクチン
- 2歳〜18歳 → 注射 か 経鼻(フルミスト)
- 19歳以上 → 注射ワクチン
- 妊娠中の方 → 注射ワクチン(経鼻は接種できません)
2種類のくわしい比較
注射ワクチン(不活化HAワクチン)
長年使われてきた標準的なワクチンです。生後6か月以上のすべての年齢で接種でき、妊娠中の方も接種できます。ウイルスを不活化(感染力をなくした状態)してあるため、ワクチンでインフルエンザにかかることはありません。
- 向いている方:年齢を問わず、確立した実績のあるワクチンを希望される方/妊娠中・授乳中の方/ぜんそくのあるお子さま
- 注意点:13歳未満は2回接種が必要です。接種部位が赤く腫れたり痛んだりすることがあります。
経鼻ワクチン(フルミスト点鼻液)
鼻にスプレーするタイプで、針を使いません。国内では2歳以上19歳未満が対象で、1回で完了します。弱毒化した生きたウイルスを使うため、鼻やのどの粘膜に免疫がつくのが特徴です。
- 向いている方:注射をこわがるお子さま/2回通院するのが難しいご家庭
- 接種できない方:2歳未満、19歳以上、妊娠中の方、免疫を抑える治療を受けている方、けいれん歴のある方など。ぜんそくで治療中のお子さまは慎重な判断が必要ですので、ご相談ください。
- 注意点:鼻水・鼻づまり、のどの痛み、微熱が出ることがあります。接種後しばらくは、まわりのウイルスに弱い方(免疫を抑える治療中の方など)との濃厚な接触を避けていただく場合があります。
2. いつ・何回打てばいい?
いつ打つのがベストですか?
10月から12月中旬までに接種を終えるのがおすすめです。日本での流行はおおむね12月から始まり、1〜2月にピークを迎えるためです。
接種してから抗体ができるまで約2週間かかります。流行が始まってから慌てて接種しても、間に合わない可能性があります。
効果はどのくらい続きますか?
接種の約2週間後から効果が現れ、約5か月間持続するとされています。10月下旬から11月に接種すれば、流行のピークをちょうどカバーできる計算になります。
早すぎる接種(9月中)は、シーズン後半に効果が落ちる可能性があるため、当院では10月以降をおすすめしています。
子どもは何回打ちますか?
13歳未満のお子さまは2回接種です。1回目では十分な抗体がつきにくいためで、2回接種することで効果が高まります。
- 接種間隔は2〜4週間。免疫をしっかりつける観点からは、4週間あけるのが望ましいとされています。
- 2回目まで含めて12月中旬までに終えるには、10月中に1回目を受けていただくのが安心です。
- 13歳以上は1回接種です。
- 経鼻ワクチン(フルミスト)は年齢にかかわらず1回で完了します。
他のワクチンと同時に接種できますか?
できます。 新型コロナワクチン、肺炎球菌ワクチン、お子さまの定期接種などと同じ日に接種可能です。注射の場合は左右の腕を分ける、あるいは同じ腕でも十分に離した位置に接種します。
同時に接種しても効果が下がったり、副反応が増えたりすることはないとされています。通院回数を減らせるので、むしろおすすめです。ご希望の組み合わせがあれば、予約時にお知らせください。
なお、日曜日接種においては、同時接種は承っておりません。ご了承ください。
3. 効果と安全性についてのご質問
ワクチンを打ってもインフルエンザにかかりますよね?
かかることはあります。インフルエンザワクチンは「感染そのものを完全に防ぐ」ものではなく、「かかったときに重くならないようにする」ことが最大の目的です。
ワクチンは、ウイルスが鼻やのどから体に入るのを止める力は強くありません。しかし、体の中でウイルスが増えて肺炎や脳症といった重い状態に進むのを抑える力があります。「打ったのにかかった」という経験は、ワクチンが効かなかったのではなく、より重くなるはずだったものが、軽く済んだ可能性があります。
とくに高齢の方では、入院や死亡を減らす効果が確認されています。お子さまでも、インフルエンザ脳症のリスクを下げることが期待されています。
副反応が心配です
もっとも多いのは接種した部位の反応(赤み・腫れ・痛み)で、接種を受けた方の10〜20%程度に見られます。通常2〜3日で自然に治まります。
全身の反応(発熱、頭痛、寒気、だるさ)は5〜10%程度で、こちらも2〜3日でおさまります。
対処法:接種部位は冷やしていただいて構いません。もんだり強くこすったりする必要はありません。当日の入浴は問題ありませんが、接種部位を強くこすらないでください。腫れが広範囲に及ぶ、熱が3日以上続く、日常生活に支障が出るといった場合はご連絡ください。
重いアレルギー(アナフィラキシー)が起きる確率は?
ごくまれです。厚生労働省の集計では、100万接種あたり1件程度と報告されています。
卵アレルギーがありますが接種できますか?
多くの場合、接種できます。 インフルエンザワクチンは鶏卵を用いて製造されますが、精製の過程で卵の成分はごく微量まで除かれています。
卵を食べて軽い症状が出る程度の方は、通常どおり接種可能です。ただし、卵でアナフィラキシーを起こしたことがある方は、事前に必ずご相談ください。接種可否と、接種する場合の観察時間を個別に判断します。
妊娠中・授乳中ですが打っても大丈夫ですか?
注射ワクチンは、妊娠のどの時期でも接種できます。 むしろ推奨されます。妊娠中はインフルエンザが重症化しやすいこと、そしてお母さんの抗体が赤ちゃんに移り、生後6か月未満で自分ではワクチンを打てない赤ちゃんを守れることが理由です。妊娠中の接種で赤ちゃんの先天異常が増えるという報告はありません。
授乳中も問題なく接種できます。 接種後に授乳を控える必要はありません。
経鼻ワクチン(フルミスト)は生ワクチンのため、妊娠中の方は接種できません。
4. 2026/27シーズンの情報
今シーズンのワクチン株
今シーズンのインフルエンザHAワクチンには、次の3種類のウイルスに対する成分が含まれています(国立健康危機管理研究機構)。
- A型(H1N1):A/Switzerland(スイス)/6849/2025(IVR-278)
- A型(H3N2):A/Michigan(ミシガン)/105/2025(SAN-049A)
- B型(ビクトリア系統):B/Tokyo(東京)/EIS13-175/2025
「4価」から「3価」に変わったのはなぜ?
2024/25シーズンまでは4種類(4価)でしたが、2025/26シーズンから3種類(3価)になっています。
理由は、含まれていたB型のうち山形系統が2020年以降、世界のどこからも検出されなくなったためです。世界保健機関(WHO)が、流行していないウイルスを外す方針を示し、日本もこれに従いました。種類が減ったからといって、守られる範囲が実質的に狭くなったわけではありません。
接種当日のお願い
- ・母子健康手帳(お子さま)、健康保険証をお持ちください
- ・予診票は[こちら]({{予診票PDFのURL}})からダウンロードいただけます(事前記入で待ち時間が短くなります)
- ・発熱している日は接種できません。日をあらためてご予約ください
Qワクチンを打ってもインフルエンザにかかりますよね?
かかることはあります。インフルエンザワクチンは「感染そのものを完全に防ぐ」ものではなく、「かかったときに重くならないようにする」ことが最大の目的です。 ワクチンは、ウイルスが鼻やのどから体に入るのを止める力は強くありません。しかし、体の中でウイルスが増えて肺炎や脳症といった重い状態に進むのを抑える力があります。「打ったのにかかった」という経験は、ワクチンが効かなかったのではなく、より重くなるはずだったものが、軽く済んだ可能性があります。 とくに高齢の方では、入院や死亡を減らす効果が確認されています。お子さまでも、インフルエンザ脳症のリスクを下げることが期待されています。
Q副反応が心配です
もっとも多いのは接種した部位の反応(赤み・腫れ・痛み)で、接種を受けた方の10〜20%程度に見られます。通常2〜3日で自然に治まります。 全身の反応(発熱、頭痛、寒気、だるさ)は5〜10%程度で、こちらも2〜3日でおさまります。 対処法:接種部位は冷やしていただいて構いません。もんだり強くこすったりする必要はありません。当日の入浴は問題ありませんが、接種部位を強くこすらないでください。腫れが広範囲に及ぶ、熱が3日以上続く、日常生活に支障が出るといった場合はご連絡ください。
Q重いアレルギー(アナフィラキシー)が起きる確率は?
ごくまれです。厚生労働省の集計では、100万接種あたり1件程度と報告されています。
Q卵アレルギーがありますが接種できますか?
多くの場合、接種できます。 インフルエンザワクチンは鶏卵を用いて製造されますが、精製の過程で卵の成分はごく微量まで除かれています。 卵を食べて軽い症状が出る程度の方は、通常どおり接種可能です。ただし、卵でアナフィラキシーを起こしたことがある方は、事前に必ずご相談ください。接種可否と、接種する場合の観察時間を個別に判断します。
Q妊娠中・授乳中ですが打っても大丈夫ですか?
注射ワクチンは、妊娠のどの時期でも接種できます。 むしろ推奨されます。妊娠中はインフルエンザが重症化しやすいこと、そしてお母さんの抗体が赤ちゃんに移り、生後6か月未満で自分ではワクチンを打てない赤ちゃんを守れることが理由です。妊娠中の接種で赤ちゃんの先天異常が増えるという報告はありません。 授乳中も問題なく接種できます。 接種後に授乳を控える必要はありません。 経鼻ワクチン(フルミスト)は生ワクチンのため、妊娠中の方は接種できません。
Qいつ打つのがベストですか?
10月から12月中旬までに接種を終えるのがおすすめです。日本での流行はおおむね12月から始まり、1〜2月にピークを迎えるためです。 接種してから抗体ができるまで約2週間かかります。流行が始まってから慌てて接種しても、間に合わない可能性があります。
Q効果はどのくらい続きますか?
接種の約2週間後から効果が現れ、約5か月間持続するとされています。10月下旬から11月に接種すれば、流行のピークをちょうどカバーできる計算になります。早すぎる接種(9月中)は、シーズン後半に効果が落ちる可能性があるため、当院では10月以降をおすすめしています。
Q子どもは何回打ちますか?
13歳未満のお子さまは2回接種です。1回目では十分な抗体がつきにくいためで、2回接種することで効果が高まります。 - 接種間隔は2〜4週間。免疫をしっかりつける観点からは、4週間あけるのが望ましいとされています。 - 2回目まで含めて12月中旬までに終えるには、10月中に1回目を受けていただくのが安心です。 - 13歳以上は1回接種です。 - 経鼻ワクチン(フルミスト)は年齢にかかわらず1回で完了します。
Q他のワクチンと同時に接種できますか?
できます。 新型コロナワクチン、肺炎球菌ワクチン、お子さまの定期接種などと同じ日に接種可能です。注射の場合は左右の腕を分ける、あるいは同じ腕でも十分に離した位置に接種します。 同時に接種しても効果が下がったり、副反応が増えたりすることはないとされています。通院回数を減らせるので、むしろおすすめです。ご希望の組み合わせがあれば、予約時にお知らせください。 なお、日曜日接種においては、同時接種は承っておりません。ご了承ください。
Q「4価」から「3価」に変わったのはなぜ?
2024/25シーズンまでは4種類(4価)でしたが、2025/26シーズンから3種類(3価)になっています。 理由は、含まれていたB型のうち山形系統が2020年以降、世界のどこからも検出されなくなったためです。世界保健機関(WHO)が、流行していないウイルスを外す方針を示し、日本もこれに従いました。種類が減ったからといって、守られる範囲が実質的に狭くなったわけではありません。
Qエフルエルダ(高用量インフルエンザワクチン)は今季うてますか?
当院では今季、エフルエルダを採用する予定はありません。現時点(2026年7月)で、国内供給時期は不明とされております。また2026年度の定期接種ワクチンではありません。

